コンコン
「失礼します」
「…」
「やっほ!」
すると、何人かの人がゾロゾロと入ってきた。
「お、きたわね。この子、生徒会メンバーにするわよ。」
「は!?鈴ちゃん、そんなの聞いてないよ!?」
「言ったじゃない、この学校のルールはめんどくさいって。」
「それは言ったけど……」
生徒会に入るとは聞いてないよ……
「えっと……鈴、説明してもらえるかな?」
そう口にしたのは金髪で青い瞳の、男の人。
背が結構高くて、見上げる形になっちゃう。
「アルフ、生徒会メンバーに入るってことはどういう事だかわかるでしょ?」
「それはそうだけど……」
「もーっ!!美結そんなの聞いてないよ!?まあいいけどっ!」
今度口を開いたのは少し赤がかかった髪色で高めの位置に二つ結びをしている、女の子。
私より少し背が小さい。
「あっ!!君が新しい生徒会メンバー!?えへへ!!美結…私はね、日和美結!よろしくねっ!!ほら、アルフも自己紹介!!」
「え、ああ、アルフ・スミスです、よろしく」
「ちょ、ちょ、ちょっと待って!!!!!!」

