白龍と黒龍


胡桃side

あたしと隼斗のこの微妙な距離。
最近はお互いの総長としての仕事が忙しくて会ってない… 会いたい…
やっぱ好きだから?? よくわからん。
恋だの愛だの…そもそも何がちがうの?
大切な人と守ってあげたい人。わからん…

「るい…恋ってなに??」

コーラを飲んでいた琉唯に話しかけた。
ブゥーーーっ なんとコーラを吹き出した。

「わ、わりぃ…どうした…?」

「いや、恋ってなんなのかなぁって」

「それは…隼斗の事??」

「うん。あたしって隼斗の事が好きなのか
かなぁって。」

「くるみ…隼斗の事さわれんの?」

「うん。」

「そっか、、俺にも良く分からないよ…」

琉唯side

くるみが『恋ってなに?』って、聞いてきた時焦った。俺はくるみとは幼なじみで
俺はくるみを結さんにはかなわねぇけど、
結さんの次に分かってるって思ってた。
俺はくるみが好きだ。7年近く。キモいのかな
くるみが隼斗に興味をもってる…くるみは
誰も寄せ付けないしなつかない猫だって思ってたのに…俺がクズくずしてる間に隼斗はくるみに近づいてきてる…

「琉唯。」

「舞夢…」

麻友も俺の幼なじみでくるみの事が好きって知ってる奴。

「だから、早く告ればっていったのに…
隼斗くん。くるみに触れるんでしょう??
今までは琉唯だけが特別だったけど…
今はもう違うんだよ?」

「ん。」

そんなこと知ってる頭ではわかってんだよ。
でも、くるみは俺を友達として信頼してくれてる…俺の思いを打ち明けたら、くるみが
俺から離れて行きそうで…怖い。どうすれば
いいんだよ…。