白龍と黒龍


そいつを見て全員が止まった。
つぅか見とれた。

その女の容姿に。

身長は165㌢くらい、手足は長く、肌は透きとおるように白い。
小さな輪郭にアーモンド型で黄金色の瞳には濃く、長いまつ毛がびっしりはえていて、頬は桜色。鼻筋もとおっていて、桜桃色の唇がポイントになっている。
髪は漆黒でストレート。
ライダースジャケットを着てるため体のラインが綺麗なのも分かる。
はっきりいって、見たことのないような綺麗かつ可愛い女だった。

静まり返る会場で最初に声をだしたのは
結さん。

「くぅーーーー!! 相変わらず可愛いなぁ。
あ、コイツ俺の妹だから。気安く手ぇ出
したヤローはぶっ飛ばす☆」

こえええぇ!!殺気パネェ。(会場一同)

「結さん。意味がわかんないです。
なんで琉唯じゃなくて、俺も知らない
こんな女なんですか?」

俺はためらず聞く。たとえ結さんでも
候補を抑えてなんで女を総長にしたのか
分からない。