白龍と黒龍


胡桃side

隼斗の家に泊めてもらう事になったんだけど…

家デカすぎでしょ?!?!
白を基調とした3階建て。
玄関が地下で上にリビング。なんつー豪華な家なんだろ…??

「お、じゃまします。」

玄関を上がると写真たてが並んでいた…
正確には倒れていたんだけど…どうしたの
かな??

「とりあえず…制服びしょ濡れだし、
風呂入れば。」

「あ…うん…ありがと。」

お風呂も広いの何の。お風呂から上がると、
隼斗の服と思われるものが置いてあった。
一応、上下着てみるけど…

「でかい…当たり前か」

あたしと隼斗じゃ20㌢は身長差あるし、
でも、下着も洗濯しちゃってるからスボンを脱ぐわけにもいかずダボダボのままになった。

「隼斗…?? ありがと…服」

「いいけど…でかくねぇ?」

「んー..隼斗が縮めばいいんじゃないの?」

「や、くるみが成長すれば??」

むきーーー!!!! アノヤローあたしが気にしてる事をずばずばと!! 確かに身長156㌢はチビ。
気にしてんのに(泣)

隼斗side

アイツの格好…やばくねぇ?
俺のトレーナーがダボダボだからなんだけど肩なんか丸見えだったし、Vネックだから
胸が見えそうだった…スボンも裾を引きずって歩いてるし…あ、コケてる(笑)
なんだろ…くるみを見てると落ち着く。
安心するのか…?? よくわかんねぇ。
でも、くるみが笑うとおれも笑える…
あいつはには笑っていて欲しい…そう思う。