白龍と黒龍


涙が止まんない。 何で。

「馬鹿猫。」

隼斗はあたしをふわっと抱きしめると

「寂しいなら寂しいって言えよ。
助けて欲しいなら、呼べ。
だきしめて欲しいなら、抱きついて
来いよ!!!! 」

隼斗の言葉に涙が止まらない。

「寂し…い…よ。助け..て。抱きしめて?
隼斗…。」

隼斗side

「送る。どこ?家。」

俺が聞いても答えないくるみ…

「琉唯のお家いくから…琉唯のとこに
連れて行って…」

「琉唯?? お前琉唯でも大丈夫なのか?」

こくんとうなずくくるみ。 ムカつく。
琉唯と同レベ? クソ…なにこの感じ…

「いいや。俺ん家来い。」

「え?? でも、親御さんは…??」

「居ねぇ。ほぼ1人だから。」

俺はくるみを俺ん家に泊まらすことにした…