白龍と黒龍


「見間違いじゃねーの?」

「そんな訳ないもん!! 萌愛、目いいもん」

ポロポロと泣き出す萌愛…
はあ…

「で?? どうして欲しいわけ??」

「ゆーくんに聞いて欲しいの…
浮気してるのか…」

「あー…別れてとか言われたらどうしよ
よう?? 」

すっごく可愛い子だったとか、どうしよう?
とかぶつぶついってる萌愛。
大丈夫なのに… それはさて置き結さんの
マンションの前まで来てます。
相変わらずデケーな。ここの最上階に住んでる高3てどんだけだよ!!

ピンポーン…ピンポーン…

ガチャガチャ…

「んー…誰??」

出てきたのはくるみ。
結さんのパーカーをはおっているだけで、
下は素足ですげーエロいことになってるん
だけどなくるみちゃん。

「ごめんなさいっ!!!!」

と、萌愛は言うと走って帰っていった。

「萌愛っ!! ごめんな、くるみ」

俺はそれだけ言うと萌愛を追いかけた。

萌愛side

ゆーくん…
あたしの自慢の彼氏。カッコ良くて強くて
なにより優しい… あたしのこと好きって
言ってくれてたのになんで??

「可愛い子だったなぁ…」

綺麗な黒髪ストレートで目なんかアーモンド型で…肌もしろくて、さくらんぼ色の唇。
あんな可愛い子…あたしなんかじゃ敵わないよ…(←この人、人気№1モデル)

「萌愛っ?! あほ、急にでていくなよな」

「ごめん。でも、もう、あたしダメかも」

隼斗side

萌愛のやつ完璧にくるみを彼女だと思ってんな。まあ顔は似てないもんな。