地球破壊計画 by吸血鬼

___面白くない。

考えながら彼は細い指をつきたて、無意識に平弥を喰って行った。

それは人間がスナック菓子を摘まむように。

メリメリと足を剥がし、喰っていく。

つけねから、骨から剥くようにして。

「う~ん…」

どーしよー…

「あっ!」

しまった、と頭を抱えた彼。

平弥を殺してしまった。

しかも、多量出血って…

「うわ~…最悪…」

こんなことなら早く首絞めればよかった。

後悔先立たず。

新たに獲物を見つけなければ。

そう思っていた彼はある可能性を見いだす。

というか、思い出しただけだが。

「リバース…使えばいいじゃねえか」

なんで忘れた?

それが不思議だった。

「…?」

オカシイ、何かが狂い始めてる。


___ドクン

___ドクンドクン

___ドクンドクンドクン

___ドクドクドクドクドクドクドク…

「!?」

力がみなぎる。

彼は冷たい瞳を見開いた。

「あぁ…ア、アアア…」

___クルシイヨ…

「血」

彼は、脳細胞が赤く染まって行くのを感じた。

「血!」



彼は、彼を見失った。