「うぐんぜばいおんとるなぁだぁ~っ」
訳のわからない悲鳴を上げる平弥。
その姿を彼は楽しそうに見ていた。
「うぐぅ…」
彼は平弥の黒髪を持ち上げ、ベンチに腰かけさせた。
それから注意深く観察する。
そのあと、彼はドライアイスを持ってきた。
「…」
___ジュワァァァッ…
「ああああああああっっっっっ!!!」
ぐったりとしていた平弥は一気に覚醒する。
もがきながら押し当てられた二酸化炭素から逃れようとした。
彼は平弥の肩を抱き寄せる。
すでに原型のなくなった顔。
まぶたは腫れて視界を遮る。
左手はあり得ない方向に曲がっていて引き付けを起こす。
見るも耐えない姿に、神奈は既に気を失った。
「う~ん…」
これにはいまいちインパクトがないと彼は感じた。


