「シ、シン様…あの…」
「ん?なんか文句ある?」
「も、申し訳ありませ「まー俺に負けたらお仕置きだな★」
___誰か…
吸血鬼は心から誰かに助けを求めた。
ここは太平洋のとある無人島。
と言っても岩ばかりで端から端までが見渡せるような小さな島だ。
そこに立つシンと彼。
自然体のシンに対し、彼は戦々恐々としている。
というのもずいぶん…いや、半世紀以上前、彼はシンにお仕置きと評された拷問を受けたのだった。
それがトラウマとなり、金髪の少年が今でも苦手なんだとか…
「う~ん!いい日だねえ!」
彼はコクコクと頷く。
人間に対してはずいぶんと態度が大きいのに、トラウマは辛い。
「じゃあ、始めようか?」
「はい…」
涙声の直前だった。


