「!?」
「何があった!!」
「分かりません!!いきなり…中の船員たちも…」
「くっ…」
やっとケタケタ笑い始めた吸血鬼は、戦術の説明を始めた。
「なーんにも知らないで俺に挑んできた馬鹿なお前らに教えてやるけどな?
ウノってゲーム知ってるか?
俺はそれに関した能力があるんだよ。
前のREVERSEは逆回り。つまり時間を操れるんだよなーこれが」
「そんなバカなことが有ってたまるか!!」
「あるんだから仕方ないだろ。
んで、今回のDraw-twoはというと…?」
「相手の手札を増やす…」
「まあ、そういうことだが、お前らの手札を増やしt「今だぁぁ!!!」
___だぁぁぁぁん!!!
爆炎が上がる。
「これだけやれば大丈夫だろうな…」
「はい!!」
「さすがに生きてはいないでしょう!」
ワイワイと盛り上がる船員たちの声を、誰かが切り裂いた。
「ても仕方がないだろう?
俺の手札を増やすんだよ。そして召喚する。
…Draw.」
「消された船員!?」
「諦めろ。こいつらは俺の操り人形。
感情なく、ただ俺の命に従う」
ニヤリと笑った彼の笑顔に、その場にいた全員が命をあきらめた。
「Draw-two.」
当時、最強とさえ言われていた海軍艦隊を始め各国の自慢のクルーたちにかかっても、彼は止められない。
海は、何もなかったかのように静かだった。


