今、海戦の真っ最中。
といっても、大砲を積んだ大きな船が小さな島にいる吸血鬼を一方的に攻撃しているだけだった。
そのうえ、鉄砲も同時に打ち込まれていく。
最初こそきらきらと目を輝かせ、すごいすごいとはしゃいでいた彼も、現実とのギャップにがっかりしたのか、今はうんざりしているかのように回避に専念していた。
「…まだ当たってないけど?」
「打て!撃て!」
「…もうそろそろ殺っちゃうか。」
疲れたし、と言いながら、手の届くところにあった船を捕まえ、つぶやいた。
「Draw-two.」
船は、消えた。
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