「あれはないわ」 ふいに男子の 談笑と共に 聞き覚えのある 声が耳に入ってきた 声の方に視線を 送ると 清水が他の男子と 馬鹿にしたように わたしを見て 笑っていた そのまま 彼は他の男子と ふざけながら 廊下を去っていった