澄み渡った空にジリジリと太陽が照りつける中__


私はお母さんにおつかいを頼まれた。

《こんな暑い日に最悪〜》

私は、
佐伯 結月(さえき ゆづき)。

夏休みの真っ最中の,中学2年生。


「あっぢぃ〜」

額の汗を拭う。

その瞬間

私は、自転車のバランスを崩して


その場に倒れてしまった。


「大丈夫か?」

ん…ここどこ?


「へ!?あなた誰?!」


頭があやふやな中、

私は考えた。


確か…、私倒れて…

倒れて…そこからが思い出せない。