だから私は、愛する娘と、娘が愛したプリンスと、ガーディアンを地球へ転生させた。


私の隣にいるエラとアリソンは、崩れたお城を見上げた。


私は、口を開いた。


「本当は今頃、笑顔のあふれる王国だったでしょう...」


クイーンである私が国を、人々を守れなかった...。


「クイーン・セレスティ、ご自分を責めないでください。私に力が無かったのです...」