Moonlight



「...べ、別に鼻にかけてなんかいないわ」


「言い訳ばっかして!マジ、黙らんとに引っ叩くわよ?」


そして、ギャルの1人が水亜ちゃんを叩こうと、腕を後ろに引いた。


私は無意識に水亜ちゃんの前に立ちはだかった。


「えっ!?」


水亜ちゃんは小さく言った。


「てめー、誰だよ」