Moonlight



「...きっと夢見てるんだ!猫が喋る訳ない......」


そう言うと、自分で頬っぺたを叩き始めた。


「はぁ、ほんっとにプリンセスみたい...」


「っ、いったーいっっ、夢じゃないのぉ〜」


涙目で頬を押さえながら言った。


「はぁ〜...」


私は大きなため息をついた。