Moonlight



「まったく、こんなに早く治るわけないでしょ...性格までプリンセスに似ているわ...」


私がそう言うと金髪の少女は目を丸くした。


「ね、猫がしゃ、喋った!!?」


「あっ、そういえばさっきのお礼まだだったわね。どうもありがとう!あっ、後、どうか怖がらないでっ!」


「......夢だ!」


「......ん?」


黙り込んだと思ったら、急に変なことを言い出した少女。