すると、本棚の上から黒猫が飛び掛ってきた。 私はびっくりして、ベッドに倒れた。 黒猫は私の胸のあたりに立って、爪を立てて私に向けた。 「待って!...貴女 怪我してるわ...手当するから、大人しくしてて......」 私がそう言うと、黒猫は安心したように笑った。 「...プリンセス...セレニティ......」