私はマイバッグを腕にとうして、傷だらけになった黒猫を赤ちゃんみたいに優しく抱っこした。 家に着いて叔母さんに内緒で黒猫を自分の部屋に入れた。 傷だらけになった黒猫をそっとベッドに寝かせ、1階から救急箱を取った。 部屋に戻るとベッドの上に黒猫がいなかった。 「───?何処に居るの?」 私は周りを探した。