Moonlight



ゆっくりとドアを開けて顔を覗かせた。


翔也はびっくりして私に駆け寄った。


「月姫奈姉さん、大丈夫!?」


「はぁ......はぁ......だ、大丈夫。落ち着いてきた」


翔也は優しく私の背中をさすってくれた。


それから、私はベッドに横になった。


もう、過去のことは忘れよう...。