永遠の果て

 直樹が見えなくなると、私も学校に背中を向け、歩き出す。


 永遠を夢みることも、大切なこと。でも決して、永遠という長い道のりが幸せとは限らない。

 明日は果てなく続く。 何もしないで生きるのも、やりたいことをして生きるのも、自由。
 永遠に続く時の中で、私は何から始めよう。


 鞄の中で携帯のバイブレーションが着信を知らせる。携帯を取り出し、通話ボタンを押した。

「もしもし、昴くん?」

 とりあえず、出来ることから始めてみよう。
 明日を、今日よりもいい日にするために。




【完】