「そやなぁ...頭使う考え事とか俺無理やわ。

つーか、何で俺に聞くんよ。そういうのは、青龍(セイリュウ)が得意やん?」



関西弁とも言い難いどくとくの話し方で、おチャラけた風に赤龍は笑う



そんな赤龍とは正反対に青い龍のフードを被った男は、深く眉間に皺を寄せ



「俺に話を振るな。そういうのは、総長の紫龍(シリュウ)に聞くべきだろう。」



と言い放つと、クイッと眼鏡を押し上げた



「そんな言うけどさぁ~。その肝心の総長が寝とるやん?」



そういって赤龍は1つのソファに目を落とす