『お互いの心に感傷しない』


それが、連龍の「掟」であり、決して破ってはならない



紫の龍は、大切な者を失い、自分を責めた


青の龍は、優しすぎる故に、みずからの命を削った


黒の龍は、周りの異常な愛で、心をえぐられた


赤の龍は、大切な者を、その手で殺めた


緑の龍は、自分を偽り、笑えなくなった


そして、
金の龍は、全てを捨てて、仲間を裏切った




彼らはあまりにも優しすぎた


彼らはあまりにも残酷すぎた


六人の龍(ドラゴン)は、やがて1つの暴走族を作り、連立六龍同盟と名付けた


不良やヤクザ、暴走族の事を知らない一般人でさえ、全員口を揃えてこう言う



『連龍(連立六龍同盟)には死んでも喧嘩を売るな』と...