また、きみの隣で







声の似ている人が、あたしの目の前に座っている。



それだけで、目の前にリンがいる様な錯覚に陥る。


彼は、リンじゃない…。まったく知らない人なのに……。



「……っ、」




……………どうしてだろう、なんだか無性に泣きそうになった。









「……あの、」



「………え…?」



呼びかけられて、焦点が合う。自分が今までどこを見ていたのか思い出せない。