「わあ…! すごい……!!」
トンネルの先に広がっていたのは、眩しいくらいに綺麗に咲いたヒマワリの花々。
見頃のためか何人もの人が来ていて、写真を撮ったり景色を眺めたりしていた。
「想像してた何十倍も綺麗…!」
「喜んでもらえたみたいで良かった」
1年越しに見る事が出来た景色を、あたしは何枚も写真に収めた。
だいぶ日が落ちてきて、夕日をバックに咲くヒマワリはなんだか幻想的だ。
そうだ、この写真、リンにも見せてあげよう。
今までずっとリンのお墓に行くのをためらっていたけれど、リンも見たがっていた景色、あたしが見せてあげよう。
「豊島さん」
そんな事を考えていたら、隣の岩淵くんがあたしを呼んだ。
「このあと、まだ時間空いてる?」
「うん、大丈夫」
「ここと同じくらいとっておきの場所があるんだ。豊島さんにも見てもらいたい」
え…なんだろう?
「ついて来て」
そう笑った岩淵くんのあとについて、あたし達はヒマワリ畑を抜けてさらに奥へと進んだ。


