「俺は覚悟は出来ている。
自分自身がどうなろうがこの商品を世に出す」
「橘部長……」
真っ直ぐなその瞳に私の心が揺らぐのが分かった。
自分の商品が採用されて嬉しくない訳がない。
でも……怖かった……。
上司に楯突いて、クビにされることが。
だけど……。
「覚悟が出来ていないならプロジェクトから降りろ。
この企画書は俺が受け継ぐ」
橘部長は鞄から紙を取り出す。
そしてバサッと音を立てて私の目の前に突き出す。
「自分で決めろ。
やるのか、やらないのか」
橘部長が手にしているのは私の企画書。
そこに書かれていた商品は私が今回考えた7個の商品の中で1番好きだったもの。
それを商品化できるかもしれない。
「やります。やらせて下さい!!」
私は突き出された企画書をしっかりとつかむ。
これは私が考えた商品だ。
最後までやり遂げたい!
迷う必要なんてなかった。
橘部長が言った『時間の無駄だ』って言葉も……。
クビにされる怖さも……全部乗り越えて……。
私はこの商品を世に出して見せる!!
自分自身がどうなろうがこの商品を世に出す」
「橘部長……」
真っ直ぐなその瞳に私の心が揺らぐのが分かった。
自分の商品が採用されて嬉しくない訳がない。
でも……怖かった……。
上司に楯突いて、クビにされることが。
だけど……。
「覚悟が出来ていないならプロジェクトから降りろ。
この企画書は俺が受け継ぐ」
橘部長は鞄から紙を取り出す。
そしてバサッと音を立てて私の目の前に突き出す。
「自分で決めろ。
やるのか、やらないのか」
橘部長が手にしているのは私の企画書。
そこに書かれていた商品は私が今回考えた7個の商品の中で1番好きだったもの。
それを商品化できるかもしれない。
「やります。やらせて下さい!!」
私は突き出された企画書をしっかりとつかむ。
これは私が考えた商品だ。
最後までやり遂げたい!
迷う必要なんてなかった。
橘部長が言った『時間の無駄だ』って言葉も……。
クビにされる怖さも……全部乗り越えて……。
私はこの商品を世に出して見せる!!


