「行っちゃった……」
翔也さんは結局、私の呼びかけに応じる事はなかった。
クリスマイイブか……いつもなら1人で過ごしても平気なんだけど……。
流石に失恋した後の1人は意味が違うというか……堪えるというか……。
でも……翔也さんの気持ちを利用しているみたいで何か嫌だな。
どうしようか迷いながら久しぶりの我が家へと入る。
それを見透かしたように私のスマホが鳴った。
それは翔也さんからのメールだった。
【夏香ちゃんの事だから俺に悪いと思って断りそうだからこういう事にしよう。
俺が夏香ちゃんの看病をしたお礼っていう事で。
当日……楽しみにしているからね。最後くらい俺に付き合ってよ】
凄いな、翔也さんって。
本当に私の気持ちが分かるみたい。
そう思いながら彼のメールを見る。
【最後くらい】ってどういう事だろう……?
その言葉に疑問を持ちながらも私は彼に返事を返した。
【翔也さんは優しいですね?
きちんとお礼はさせて頂きます】
スマホを机に置いてタメ息をつきながらベッドへと座る。
今日は火曜日か……2日も会社を休んじゃったな……。
翔也さんは2,3日、私が休むことを伝えたから電話はしなくていいって言ってたけど……。
やっぱりするべきだよね……。
そう思いながら私はスマホを机から回収すると会社へと電話を掛けた。
『はい、アイリス化粧品株式会社、商品企画開発部の橘が承ります』
耳元で聞こえる低い声に私は一瞬だけ頭の中が真っ白になった。
よりにもよって橘部長が……いや、最終的には代わってもらうつもりだったけどいきなり来るとは。
心構えが出来ていないまま私はゆっくりと口を開いた。
「いつもお世話になっております、泰東です」
『泰東……お前……体調は大丈夫なのか?』
心配そうな声に私の心臓は馬鹿みたいに高鳴る。
私……やっぱり橘部長の事まだ……。
高鳴る胸をおさめる様に私は頭を軽く横に振るう。
「はい、ご迷惑をお掛けしてすみません。
明日は行きますので」
『無理をするなよ……しっかりと休め』
「いえ、2日も仕事をしないと何かソワソワしてしまって」
『……フッ……本当に化粧品が好きだなお前は……』
耳元で橘部長の優しい声が広がった。
翔也さんは結局、私の呼びかけに応じる事はなかった。
クリスマイイブか……いつもなら1人で過ごしても平気なんだけど……。
流石に失恋した後の1人は意味が違うというか……堪えるというか……。
でも……翔也さんの気持ちを利用しているみたいで何か嫌だな。
どうしようか迷いながら久しぶりの我が家へと入る。
それを見透かしたように私のスマホが鳴った。
それは翔也さんからのメールだった。
【夏香ちゃんの事だから俺に悪いと思って断りそうだからこういう事にしよう。
俺が夏香ちゃんの看病をしたお礼っていう事で。
当日……楽しみにしているからね。最後くらい俺に付き合ってよ】
凄いな、翔也さんって。
本当に私の気持ちが分かるみたい。
そう思いながら彼のメールを見る。
【最後くらい】ってどういう事だろう……?
その言葉に疑問を持ちながらも私は彼に返事を返した。
【翔也さんは優しいですね?
きちんとお礼はさせて頂きます】
スマホを机に置いてタメ息をつきながらベッドへと座る。
今日は火曜日か……2日も会社を休んじゃったな……。
翔也さんは2,3日、私が休むことを伝えたから電話はしなくていいって言ってたけど……。
やっぱりするべきだよね……。
そう思いながら私はスマホを机から回収すると会社へと電話を掛けた。
『はい、アイリス化粧品株式会社、商品企画開発部の橘が承ります』
耳元で聞こえる低い声に私は一瞬だけ頭の中が真っ白になった。
よりにもよって橘部長が……いや、最終的には代わってもらうつもりだったけどいきなり来るとは。
心構えが出来ていないまま私はゆっくりと口を開いた。
「いつもお世話になっております、泰東です」
『泰東……お前……体調は大丈夫なのか?』
心配そうな声に私の心臓は馬鹿みたいに高鳴る。
私……やっぱり橘部長の事まだ……。
高鳴る胸をおさめる様に私は頭を軽く横に振るう。
「はい、ご迷惑をお掛けしてすみません。
明日は行きますので」
『無理をするなよ……しっかりと休め』
「いえ、2日も仕事をしないと何かソワソワしてしまって」
『……フッ……本当に化粧品が好きだなお前は……』
耳元で橘部長の優しい声が広がった。


