「本当にお世話になりました」
「もう何回お礼を言ったら気がすむのかな?」
翔也さんに頭を下げれば呆れたような声が私に降ってくる。
翌日のお昼に私は翔也さんに送ってもらい自分の家に帰ってきていた。
アパートの部屋の前まで着いて来てくれた翔也さんは優しく私の頭を撫でた。
「翔也さんには助けて貰ってばかりで……」
「まったく……それは俺の方だよ。
昨日の話……ちゃんと聞いてた?」
クスクスと笑う彼の顔に見惚れて入れば翔也さんの優しい顔は一変、怪しい顔つきに変わった。
「もしかして……俺に見惚れてる?」
どこかで聞いた言葉に私も思わず笑みを浮かべる。
「はい、見惚れています」
「……君も言うようになったね」
タメ息混じりに、でも嬉しそうな顔をする翔也さん。
「そうだ、ねぇ夏香ちゃん」
「はい」
「今年のクリスマスイブは何か予定ある?」
「それはイジメですか……?」
失恋したばかりの私にクリスマスイブの予定を聞くなんて……。
少しふて腐れた様な私の顔を見て翔也さんはまたクスクスと笑いだした。
「そんなつもりはなかったんだけどね。
って事は空いているんだね」
「まあ空いてますけど……」
「じゃあ……それ俺の為に空けておいて?」
「え?」
驚いていれば彼は私に向けてウィンクをした。
「きっと……君にとっては最高のクリスマスイブになるはずだよ」
「え?」
「……いや何でもないよ!じゃあよろしくね?」
「ちょっと待ってください!!
そう言って私に背を向けると翔也さんは手のひらをユラユラと振って去っていった。
「もう何回お礼を言ったら気がすむのかな?」
翔也さんに頭を下げれば呆れたような声が私に降ってくる。
翌日のお昼に私は翔也さんに送ってもらい自分の家に帰ってきていた。
アパートの部屋の前まで着いて来てくれた翔也さんは優しく私の頭を撫でた。
「翔也さんには助けて貰ってばかりで……」
「まったく……それは俺の方だよ。
昨日の話……ちゃんと聞いてた?」
クスクスと笑う彼の顔に見惚れて入れば翔也さんの優しい顔は一変、怪しい顔つきに変わった。
「もしかして……俺に見惚れてる?」
どこかで聞いた言葉に私も思わず笑みを浮かべる。
「はい、見惚れています」
「……君も言うようになったね」
タメ息混じりに、でも嬉しそうな顔をする翔也さん。
「そうだ、ねぇ夏香ちゃん」
「はい」
「今年のクリスマスイブは何か予定ある?」
「それはイジメですか……?」
失恋したばかりの私にクリスマスイブの予定を聞くなんて……。
少しふて腐れた様な私の顔を見て翔也さんはまたクスクスと笑いだした。
「そんなつもりはなかったんだけどね。
って事は空いているんだね」
「まあ空いてますけど……」
「じゃあ……それ俺の為に空けておいて?」
「え?」
驚いていれば彼は私に向けてウィンクをした。
「きっと……君にとっては最高のクリスマスイブになるはずだよ」
「え?」
「……いや何でもないよ!じゃあよろしくね?」
「ちょっと待ってください!!
そう言って私に背を向けると翔也さんは手のひらをユラユラと振って去っていった。


