息が苦しい。足がもつれる。
全速力で走る私の体は影響が出始めていた。
でも今は気にしてなんかいられない。
心臓が止まったっていい。足が壊れたっていい。
橘部長に私の想いを伝えられればそれでいい。
どんな結果になろうとちゃんと向き合うんだ。
自分の気持ちに嘘をつくのはやめた。
「はぁ……はぁ……」
途切れる息が胸を苦しめる。
心臓がバクバクと音を立てて揺れ動いている。
これは走っているせいか、緊張からかは分からない。
でもどっちだっていい。
橘部長に早く会いたい。
その一心で走り続ける。
やっと会社が見えてきた。
あと少し、そう想い足を速めようとした時私が今1番会いたい人の背中が見えた。
スラッとした体形、漆黒の髪色、見慣れた背中。
見間違えるわけないあれは橘部長だ。そう思い声を出した。
「たちば……」
でも、私の声は彼に届く前に消えていった。
衝撃の光景が目の前に繰り広がっている。
それを見た私の足はピタリと止まりそこから動けなくなってしまった。
私が見たのは橘部長とマコさんがキスをしている所だった。
どういう背景がそこにあるかは分からない。
でも……唇が重なっている事は事実だ。
信じられない。
いや、信じたくないのかもしれない。
そう思いながら2人を見つめる。
本当は今すぐにでも目を逸らしたい。
でも、逸らすことが出来ない。
固まったように私はその場で立っていた。
「泰東!?」
私の足が動くようになったのは橘部長の驚く声が私に向いた時だった。
橘部長とその隣にいるマコさんを見ると胸が切り刻まれる感覚になる。
耐えきれなくなった私は何も言わずに2人に背を向けて走り出した。
全速力で走る私の体は影響が出始めていた。
でも今は気にしてなんかいられない。
心臓が止まったっていい。足が壊れたっていい。
橘部長に私の想いを伝えられればそれでいい。
どんな結果になろうとちゃんと向き合うんだ。
自分の気持ちに嘘をつくのはやめた。
「はぁ……はぁ……」
途切れる息が胸を苦しめる。
心臓がバクバクと音を立てて揺れ動いている。
これは走っているせいか、緊張からかは分からない。
でもどっちだっていい。
橘部長に早く会いたい。
その一心で走り続ける。
やっと会社が見えてきた。
あと少し、そう想い足を速めようとした時私が今1番会いたい人の背中が見えた。
スラッとした体形、漆黒の髪色、見慣れた背中。
見間違えるわけないあれは橘部長だ。そう思い声を出した。
「たちば……」
でも、私の声は彼に届く前に消えていった。
衝撃の光景が目の前に繰り広がっている。
それを見た私の足はピタリと止まりそこから動けなくなってしまった。
私が見たのは橘部長とマコさんがキスをしている所だった。
どういう背景がそこにあるかは分からない。
でも……唇が重なっている事は事実だ。
信じられない。
いや、信じたくないのかもしれない。
そう思いながら2人を見つめる。
本当は今すぐにでも目を逸らしたい。
でも、逸らすことが出来ない。
固まったように私はその場で立っていた。
「泰東!?」
私の足が動くようになったのは橘部長の驚く声が私に向いた時だった。
橘部長とその隣にいるマコさんを見ると胸が切り刻まれる感覚になる。
耐えきれなくなった私は何も言わずに2人に背を向けて走り出した。


