「泰東、初の商品化おめでとう。
最後まで諦めずに、よく頑張ったな」
「あ……ありがとうございます!!」
橘部長の顔も声も、全部が優しくて涙が出そうになった。
でも何よりも嬉しかったのは橘部長が褒めてくれた事。
諦めなくて本当に良かった。
もし、途中で投げ出していたら……私は一生、後悔していただろう。
「……泰東?」
「橘部長のお蔭です。
……優しく、ちょっと冷たく背中を押してくれた橘部長の……」
「俺は何も……」
「本当にありがとうございます」
橘部長に出逢わなかったら、私は会社を辞めていたかもしれない。
辞めていなくても、私の考えた商品が世に出ることはなかっただろう。
「……もう何も言うな。
……泰東の努力に、乾杯」
「……乾杯」
グラスとグラスのぶつかる音が部屋へと響いた。
心地の良い音が私の緊張をほどいてくれる。
そんな感覚に見舞われながら、カシスオレンジを口に含む。
橘部長もビールを飲んでいる。
その姿が何とも言えない……凄く絵になっている。
クールで無表情と言われる橘部長だが、整っている顔つきがそのクールさを引き立ている。
「どうした?」
「い……いえ」
私の視線に気が付いたのか、不思議そうに私を見てくる。
焦りながらも首を横に振れば柔らかい笑みを私にくれるんだ。
橘部長の表情に私は一瞬にして心を奪われる。
最近……少しだけだか、橘部長の色々な表情が見えるようになってきた。
あまりオーバーな表情には変わらないけど、分かりにくいけど、橘部長の色々な顔が見える。
それが嬉しくて仕方がない。
「失礼します!」
店員さんが料理を運んできてくれる。
先程とは違い女性の店員さんだった。
明るい笑顔で振る舞う彼女の顔が一瞬にして紅く染まる。
理由なんて考えるまでもない。
最後まで諦めずに、よく頑張ったな」
「あ……ありがとうございます!!」
橘部長の顔も声も、全部が優しくて涙が出そうになった。
でも何よりも嬉しかったのは橘部長が褒めてくれた事。
諦めなくて本当に良かった。
もし、途中で投げ出していたら……私は一生、後悔していただろう。
「……泰東?」
「橘部長のお蔭です。
……優しく、ちょっと冷たく背中を押してくれた橘部長の……」
「俺は何も……」
「本当にありがとうございます」
橘部長に出逢わなかったら、私は会社を辞めていたかもしれない。
辞めていなくても、私の考えた商品が世に出ることはなかっただろう。
「……もう何も言うな。
……泰東の努力に、乾杯」
「……乾杯」
グラスとグラスのぶつかる音が部屋へと響いた。
心地の良い音が私の緊張をほどいてくれる。
そんな感覚に見舞われながら、カシスオレンジを口に含む。
橘部長もビールを飲んでいる。
その姿が何とも言えない……凄く絵になっている。
クールで無表情と言われる橘部長だが、整っている顔つきがそのクールさを引き立ている。
「どうした?」
「い……いえ」
私の視線に気が付いたのか、不思議そうに私を見てくる。
焦りながらも首を横に振れば柔らかい笑みを私にくれるんだ。
橘部長の表情に私は一瞬にして心を奪われる。
最近……少しだけだか、橘部長の色々な表情が見えるようになってきた。
あまりオーバーな表情には変わらないけど、分かりにくいけど、橘部長の色々な顔が見える。
それが嬉しくて仕方がない。
「失礼します!」
店員さんが料理を運んできてくれる。
先程とは違い女性の店員さんだった。
明るい笑顔で振る舞う彼女の顔が一瞬にして紅く染まる。
理由なんて考えるまでもない。


