「翔也さん……翔也さんは凄い才能を持っていると思います」
「……夏香ちゃん……?」
「私……翔也さんにメイクをして貰った時……凄く幸せでした」
「あっ……」
私の頭に浮かぶのは翔也さんにメイクをして貰った時の光景。
優しい手つきで私に魔法をかけてくれた翔也さんは、凄く素敵だった。
温かくて、優しい気持ちになれた。
翔也さんの手は……魔法の手だ。
そう思っていれば自然に頬が緩んだ。
それを見た翔也さんの瞳はゆっくりと光を映した気がした。
「翔也さんには人を幸せに出来る力があります。
その力で……お客様だけではなく……翔也さん自身も幸せにしてあげてください」
「……俺自身も……か……。
ふふっ……本当に……夏香ちゃんは俺を狂わせるよ」
「え?」
翔也さんはガタンと音を立てて立ち上がった。
そして、私と橘部長を見る。
「俺でよければ全力でサポートするよ。
アンタ達が言う使う人が喜ぶ商品が作れるようにね」
翔也さんの笑顔は今まで見たどんな笑顔よりも輝いていた。
吹っ切れたんだ……色んなものから……。
「それと夏香ちゃん、1つ謝っとくね」
「え?」
「俺……君との約束守れない」
約束?
その言葉の意味が分かるのは意外にも直ぐだった。
「俺、気付いたよ。
アンタたちが一緒にいる姿を見た時に感じた哀しみや不快感の理由がね」
そう言うと、翔也さんは私の座っているすぐ横にしゃがんだ。
そして私の体の向きを変えると、真っ直ぐに私と向きあった。
「俺は……夏香ちゃんが好きだ」
「……え……」
「……」
聞いた事がないくらい真剣な翔也さんの声に誰も口を開こうとはしなかった。
「……夏香ちゃん……?」
「私……翔也さんにメイクをして貰った時……凄く幸せでした」
「あっ……」
私の頭に浮かぶのは翔也さんにメイクをして貰った時の光景。
優しい手つきで私に魔法をかけてくれた翔也さんは、凄く素敵だった。
温かくて、優しい気持ちになれた。
翔也さんの手は……魔法の手だ。
そう思っていれば自然に頬が緩んだ。
それを見た翔也さんの瞳はゆっくりと光を映した気がした。
「翔也さんには人を幸せに出来る力があります。
その力で……お客様だけではなく……翔也さん自身も幸せにしてあげてください」
「……俺自身も……か……。
ふふっ……本当に……夏香ちゃんは俺を狂わせるよ」
「え?」
翔也さんはガタンと音を立てて立ち上がった。
そして、私と橘部長を見る。
「俺でよければ全力でサポートするよ。
アンタ達が言う使う人が喜ぶ商品が作れるようにね」
翔也さんの笑顔は今まで見たどんな笑顔よりも輝いていた。
吹っ切れたんだ……色んなものから……。
「それと夏香ちゃん、1つ謝っとくね」
「え?」
「俺……君との約束守れない」
約束?
その言葉の意味が分かるのは意外にも直ぐだった。
「俺、気付いたよ。
アンタたちが一緒にいる姿を見た時に感じた哀しみや不快感の理由がね」
そう言うと、翔也さんは私の座っているすぐ横にしゃがんだ。
そして私の体の向きを変えると、真っ直ぐに私と向きあった。
「俺は……夏香ちゃんが好きだ」
「……え……」
「……」
聞いた事がないくらい真剣な翔也さんの声に誰も口を開こうとはしなかった。


