素直になりたくて~メイクに恋してあなたを愛す~

「はい、完成」

「うわぁ……さすが翔也ね……。
夏香ちゃんの顔立ちを生かしてるわ……」





真っ暗の視界の中で翔也さんとサクラさんの声が聞こえてきた。


終わったのかな……。
それを知らせるかのように温かい声が聞こえてきた。




「夏香ちゃん、目を開けていいよ」





優しい声に促されるようにゆっくりと目を開く。





「……あっ……」





目を開けた時に映ったのは鏡の中で驚く顔をする私だった。



鏡の中の私の顔はいつもの見慣れた顔ではなかった。