素直になりたくて~メイクに恋してあなたを愛す~

「やっと認めたな……。
どうして俺があんな事したか?
笑わせるなよ、お前の事が嫌いだからに決まってるだろ?」




“嫌い”か……。
面と向かって言われると中々……堪えるもんだね。



でも……そんな事で立ち止まれないの。
私は今回のプロジェクトのリーダーとしてこの問題を解決しないと。




「私、嫌われてたんですね……。
じゃあ……佐藤せんぱいがくれた優しさは全部嘘だったって事ですか?」




私が入社してからずっと、佐藤せんぱいにはお世話になってきた。


私が困ってる時には優しい笑顔で私を助けてくれた。
不安な時はいつもそばにいてくれた。
いつも傍で私の事を応援してくれてた。



佐藤せんぱいは私にたくさんの優しさをくれた。
それ全部が偽りなの?
そんな事……信じれないよ!!




「……っ……嘘に決まってるだろ!!」

「だったら何で……そんな悲しそうな顔をするんですか!!」

「……」




私が言えば佐藤せんぱいは顔を歪めながら私を睨みつけている。



私には嘘だって思えないよ。
だって……佐藤せんぱいの顔……。
凄く哀しそうだから。


本当だったらそんな顔しない。
そうでしょ?