素直になりたくて~メイクに恋してあなたを愛す~

「いい加減現実を認めろ。
俺はいい人なんかじゃない。
いい人ならお前の邪魔なんかしないだろ?」




もう……。
これ以上聞きたくない。
何も考えたくない……。




「やめ……」

「泰東!!逃げるな!!」




突然と聞こえてきた怒鳴り声。
この声が誰のものなんかなんて確認しなくても分かる。




「橘部長……」

「泰東……お前は強い。
だからその強さで仲間を救ってやれ」




橘部長……私強くなんかないです。
弱虫なんです……。
でも、あなたがいるから……。


あなたの存在が私を強くしてくれるから。



私はずっと瞑っていた目をゆっくりとあける。
また逃げようとしてた。



私は……向き合わなきゃいけないのに。



「佐藤せんぱい。
どうしてですか……どうしてあんな事をしたんですか?
一緒に成功させようって頑張って来たじゃないですか!!」




私は全てを知る権利がるから。
だから真実から目を逸らすのはやめた。