遠山君の事以外にも、 妖の事、ここらの治安の事。 たくさんの事を聞き出した。 雑談するみたいに笑いながら、 時に真剣に、 時間を忘れて話していた。 ふわっと流れるそよ風が 私の計算ずくの脳内とは逆に 和やかな空気を連れて来ていた。