その声を出すとほぼ同時に 地面を強く蹴って 敵の中心、ど真ん中に飛び込んだ。 同じタイミングで飛んだ柳も 隣で体勢を捻って… 「っなっ!?」 「っ……!!」 私と背中合わせに、 敵の中心に着地した。 目線をそちらにやることはないけど 楚宙と夜召が戦っているであろう戦闘音が そう離れていないところから聞こえる。 ピリピリとして張り詰めた空気。 独特の緊張感。 こういう時のタイミングや呼吸ほど 合うものは無い。 3 敵の1人が妖刀に手を添える。 2 柳が足を引いた。 1