「…」 『流石鈴 タイミング完璧…』 斜め後ろに戻ってきていた柳が 前かがみに私の耳元にそう呟いて笑う。 「何言ってるの 離脱のタイミングも戻ってくるタイミングも 完璧のくせに」 混乱し、 砂埃の舞う敵方を見据えたままそう答えて 腰を下ろすように戦闘態勢に入る。 「そりゃあやるのが鈴だからな」 そう軽口を叩きながら 隣に来て対照になるように半歩引いて 腰を落として戦闘態勢に入る柳。 「ふっ…」 思わず緩めていた口元を 「…行くよ」 引き戻す。