ヒュッ___ 空気を切り裂く音がして 燈兜に向かって苦無が飛んでいく。 カンッ 金属同士がぶつかる音が 静寂の中で反響するかのように響いた。 「っ…!!!」 『流石ハ…』 「咲っ…!!」 『鈴ダのォ…』 素早く燈兜の前に回りこみ、 聖林の放った苦無を弾いて掴んだ。 「燈兜。怪我は」 『無いナァ』 「よかった」 端的な会話。 敬語よりもこっちの方がいいと分かった。 「っそぉ…!!!!」 ダッと走り込んでくる聖林。 『鈴。 ヤレ。』