「っはい!」 なんで分かっちゃうんだかなぁ… 『サテ鈴よ。 我はそろソろ前に出ヨウかと思うノだが。』 「お供します」 『随分食イ気味な回答だノウ…』 私の返事を聞いて、苦笑するように笑って、 表情が、抜け落ちた。 『…行こウか』 当主の顔になり歩き出した燈兜の どこを歩くか一瞬迷って、 二歩後ろについた。 横はおかしい。 前は有り得ない。 三歩後ろは関係性からして失礼。 そして、二歩なら。 二歩なら、どうにか庇える位置。