二言三言、姫に言葉を返すと また柱を飛び出して我らの方まで走ってくる。 『燈兜様! 聖林ノ輩共ガ、 コノ山の麓マデ来テオリマス!!』 瞬間、全てを理解した。 姫を取り戻そうと探しに来た聖林。 その聖林を影武者で見つけた姫。 自身に負担の大きいあの術を未だに使っている理由。 ずっと聖林を追いかけ、見張っているということ。 姫の異常を瞬時に察知して事情を聞こうと飛び出した藤。 そういう事なのだ、と。