『……はぁ...
ホント、アンタらは口だけだよな』
諦めたようにそう言って、
ゆっくりと腕を広げた。
何を……!?
『もういい。
一撃で、終わらせてやる』
せいぜい自分の力のなさを自覚しろ、
そういった柳は、下を向いたまま
両腕を広げて手で印を組んだ
、!
ぐっと前を向いた柳の
雰囲気の違いに息を呑む。
『……颯禍霊魅』
フウガリョウビ
初めて聞く……
妖である柳は術を唱えなくても
術を使えるしむしろ唱える必要は無い。
御老主達を、俺たちを、
本気で接する必要すらないと思っているということ。
術の名前がバレても全く問題がないと、
思っているということ。
強い風が起こり、
御老主が風の壁に閉じ込められた
青や緑色のようなモヤが
風の壁の中に充満する
霊魅……
霊に魅了される...ってことか?
円状になっていた風の壁が
だんだん狭くなっていく
逃げ場がなくなり、
竜巻に巻き込まれる御老主。
『滅!』
バンッと四方に弾けるように竜巻が消えて、
土煙が分散する。
「……!!」
視界に入ってきたのは
倒れた九人の御老主たちだった

