鈴が咲く【前編】







『そして我々、
紅竜、咲に仕えていた妖は
この勝負の終了と同時に、
式として、煌銘の鈴に仕える事を
コウメイ スズ
ここに宣言する!』




煌銘の鈴……!?



まさか昔の……?
斗真の事も覚えているのか……!?
トウマ



『それに乗じ、
我々の了承無しに強制的に行われた
生命の誓い、血の契約、魂の契を
イノチ チカ チ ケイヤク タマシイ チギリ
全て強制的に破壊、解除、消去する!!』








!?!?








式達と聖林の陰陽師たちが結んだ契約。


妖の里などを攻め、
とらえたものを連れてきて各々に結ばせる。



強制的に結ばされた妖も多いが、
一度結んでしまえば主には逆らえない。





押さえつけてでも、気を失わせても、
生命や、血、魂で契約を結んだことになるから
正直言って相手の了承を得なくても
結んでしまえる。





ただ、結ぶ相手が近くにいること、
血の契約と魂の契の場合は、
両者の血が数滴、
または、術を使って魂を結ぶ必要がある。






だから、
両者の了承がなければ
結ぶことはできないと……
『昔は』考えられていた。