「お前達、一体何のつもりだ!」
明様が声を荒らげて叫ぶ。
ザッと音を立てて
柳が式達の一歩前へ出た。
その音すらも、
威圧のように聞こえた。
『俺達は今日をもって
お前達に従うことを辞める!!』
荒らげたわけではない、
よく響く力強い声が周りに響いた。
「「「!?」」」
『俺達が仕えたいのは咲だけだ』
『咲がいないなら
ここにいる意味は無い!』
続ける式に停止していた思考が動き出す
丁度、後ろから翔太が佐島に肩を借りて
歩いてくる気配がした。
近寄れない。
でも、下がることも出来ない。
声を出さないで、見ていた方がいい。
そう本能で感じる。
「何を言っている!?」
「許すわけがないだろう!」
「お前達は聖林についているのだ!
あの小娘についているわけではない!」
ザワッ
御老主が叫んだ。
『小娘』そのワードに胸がざわついた。
最後の明様の一言で
一気に式達の霊力が増した。
「クッ……」
強い力に一歩後ずさった。

