「四人の行方が...わからないの。
札も守護鈴の気配もない。」
『...』
「手がかりの情報収集を、琴。」
「キヨは、本家で燈兜の動きを
ダメもとでいいからたどってほしい。」
「柳は、私と同じように林の中の探索。」
「キュウビは二人一組でここら一帯の
不自然なところを探して。
おそらく結界が張られてるから、
そこの切れ目が見つかれば中に入れる。」
「...お願い、します。
目を離した私の責任。
わがままだとは思うけど、こうするしかないの。」
『咲が言うなら、何でもするよ』
『わがままなんて言わないでよ!』
『私たちは、咲様の式ですから。』
そういってくれた。
九尾たちが私の体に近づいて、
そっととふれてからくるりとまわった。
ありがとう、そういったつもりで
笑顔を見せた。
ふぅぅぅ...
大きく息を吐く。
「開始!!」
『『『了解』』』
ただつぶやくかのように
そう発せられた言葉の後。
そこにはもう誰もいない。

