みんなの行方が分からなくなって、
もう二時間以上たっている。
変に静かな林の中。
何か、
隠されて居るような気がするのに
つかみきれない、この違和感...
「離れるんじゃなかった...」
さっきから
何度も、何度も、何度も、何度も、
そう思いながら
林の中を駆け巡っている。
あんな平和ボケした人達を
ほったらかすんじゃなかった。
鈴の音も、気配も、ない。
「どうして...」
「っごめんみんな。」
「柳!琴!キヨ!キュウビ!」
腕をバッと伸ばして
霊力を使って式を呼び出す。
『咲。珍しいな...』
驚いたように
柳が目の前に立ってそういった。
みんなも、
不思議そうな顔をしている。

