鈴が咲く【前編】
















































































____________________________夕刻。




立ち込める邪気と、
どこからか感じる戦闘音と空気の振動。


__やっぱり、行かせるんじゃなかった。

責任は私が取らなくてはいけない。
ついて行くべきだった。





紅の巫女服を翻し、
林の中を駆け抜けていく少女の想いは後悔に染まる。



だんだんと赤く染まる空の下。

少女の目には見慣れた4人の姿が映る。




「燈兜ーーーーーー!!!!」


そう叫び男に切りかかる。




少し後ろの三人は安心したかのように
少し肩をおろした。





その安直さが
少女の何かをわきたたせる。