鈴が咲く【前編】


「まぁ...
みんなは見える人だから
私たちよりは弱いとしても
その血は妖の力になる。

狙われてもおかしくないから...
心配だよ。」


昨日のことなんか言わない。

心配したり不安になるだけだから、
私だけでどうにかしなきゃ...




「でも、翔も行くし、
大丈夫だと思うけどね!」


笑顔を見せて
翔のほうを見た。


「翔~?
もういいから行っておいでよ!」


片付けをしている翔にそう声をかけて、
玄関まで引っ張る。

「じゃ〜私もお昼くらいから行くから!
楽しんでね!」


へ?なんて顔をする4人。


「どうせ、遊びに行くんだから
帰ってくるのも億劫でしょ?」

そうイタズラっぽく笑って
4人を送り出した。


「いってらっしゃい!」










_____カチリ