「咲希ちゃーん!
この辺探検してくる!!」
朝、朝食後。
うずうずしてる康平の隣で
行かなくてもいい、
みたいな顔してる龍也の腕をつかんで
笑顔でそういっている光輝。
今から私は朝食の片づけをしてから
稽古をするつもりだったから、
みんなは遊びに行くみたいだ。
「あ、うん。」
探検、って言いながらも
ボールとかを持ってるところを見ると
遊びに行くんだなぁ、なんてわかる。
「気をつけてね。
お札もった?
後これも持って行って?」
鈴のついたストラップ。
「軽いものだけど妖よけ。
何度も言うけど、
襲われたりしたら絶対にお札投げてすぐに
走ってね?
ズボンのところにこれつけておいて。
走った時に音が鳴るように。」
「おう!」
「うん!」
「咲希、なんか心配か?」
龍也が受け取りながら
そういってきて
内心驚いた。

