鈴が咲く【前編】









「咲希ちゃーん!
この辺探検してくる!!」



朝、朝食後。



うずうずしてる康平の隣で
行かなくてもいい、
みたいな顔してる龍也の腕をつかんで
笑顔でそういっている光輝。





今から私は朝食の片づけをしてから
稽古をするつもりだったから、
みんなは遊びに行くみたいだ。



「あ、うん。」


探検、って言いながらも
ボールとかを持ってるところを見ると
遊びに行くんだなぁ、なんてわかる。


「気をつけてね。
お札もった?
後これも持って行って?」




鈴のついたストラップ。


「軽いものだけど妖よけ。
何度も言うけど、
襲われたりしたら絶対にお札投げてすぐに
走ってね?

ズボンのところにこれつけておいて。
走った時に音が鳴るように。」



「おう!」

「うん!」

「咲希、なんか心配か?」




龍也が受け取りながら
そういってきて
内心驚いた。