鈴が咲く【前編】




「これで、いいかな…」



いつも使っているより、
強い威力の結界。

「悪い予感が的中しないといいな」



小さく呟きながら、髪を結び直す。


みんながいるであろう、
リビングダイニングへと足を進めた。