鈴が咲く【前編】


「守護、雪凛!」



「林彪。
光者、稗陣錬っ!」


矢、剣、槍。

すべての形態を
自分の真上から目の前に落とすようにして
猛スピードで落下させた。


落ちた先には私の作った結界。


どちらもインパクトの瞬間に
衝撃波が起こる前に消す。




「っ...
天地星かっ...?」

術を唱えかけてやめる。



思わず口角が上がった。

「フフッ...
柳、何やってるの?」


『見つけんの早いな...

稽古してるみたいだったからな。
久しぶりに本気でやろうかと思って』


後ろを向いて
こちらに歩いてくる柳を見た。


「夜召。楚宙。怜芽。キヨ。琴。九尾。
出ておいでよ?」


『咲~
見つけるの早いよ~』

琴がそう言いながら出てきて、
それと同時にみんなも出てくる。


「もぅ...何やってるの?」

笑いながらそういって柳を見上げた。


『久しぶりに、本気でやろうかと思ってって言ってるだろ?』

いたずらするみたいに
そういった柳に笑みがこぼれる。


「みんな連れてきたの?」

『急だったから
パッと集まった奴らだけだけどな』



『咲様と稽古をするのは久しぶりですから』

夜召がそう言いながら微笑んだ。

『私もです。
最近本気で手合わせをしないものですから』

キヨもそういって軽く礼をした。